日々のオガール
オガールとは
2012.11.06
すきっとした表情でいて、存在感のある紫波マルシェの下屋…
太陽の光を浴びると、木の質感やぬくもりがより感じられます。
下屋を包むこの建具は、大正2年創業、古舘の高水寺に工場を構える八重樫建具店さんによるものです。
今年6月の紫波マルシェのオープンに向け、親子2代でこの建具を仕上げて下さいました。
今回お話を伺ったのは、4代目の八重樫慎さんです。
実はこの材料は、陸前高田の神社の修復に使う予定だったもので
震災の影響で保管されていた材料を活用したという経緯があったそうです。
普段の仕事内容としては、施設等の注文は少なく一般住宅の修復などが主だといい
この日作業を進められていたのも、とある住宅の襖の彫刻でした。
後編へつづく・・・。
〔担当:の〕
2012.11.05
平成21年11月にスタートしたオガール娘。ブログ、今日から4年目に突入です!
ご愛読いただいている皆さま、いつもそばで気にかけてくださるまちの皆さん、
プロジェクトに関わる多くの皆さま、また上司や仲間に支えられ、育ててもらいながら
毎日続けることができました。
本当に、ありがとうございます。家族や友人にも感謝しています。
そして、多くの皆さまのご協力のもと、紫波での出来事、オガールの成長など日々の積み重ねが
この3年間のオガール娘。ブログになっています。
(よろしければ、アーカイブからご覧くださいね。)
4年前まっさらだった空間は、今では人が集う場所へと育まれています。
オガールプロジェクトは、これからさらに成長を遂げていくことでしょう。
どのような変化の中にあっても、このブログは変わらずここにあり続けます。
プロジェクトのことや紫波で活躍する方々の紹介は勿論ですが
日常のこと、美味しいもの、くだらないこと、皆さんにとっていつも身近な存在でありたいと願っています。
そして同時に、私らしさも忘れずにいたいです。
今後も、オガールプロジェクト、そしてオガール娘。ブログをよろしくお願いいたします!
〔担当:の〕
2012.11.02
はじめて迎えた紅葉の季節を終えようとしているオガール広場。
こんな風景が見られなくなるのが少し寂しい気がしますが、きっとまた新しい出逢いがあるのでしょうね。
週末はお天気に恵まれるようです!
一のそばの“新そば祭り”に、皆さまも是非お出かけくださいね♪
〔担当:の〕
2012.11.01
今週末11月3日(土)、4日(日)の2日間、オガール東広場紫波マルシェ前を会場に
稲藤第一農産加工組合「一のそば」さんの“新そば祭り”が開催されます!
紅葉した木々に囲まれ、秋の季節に彩られたオガール広場でいただく新そばは
いつにもまして味わい深く感じることでしょう♪
両日とも午前10時から午後3時までで、かけそばが一杯500円(大盛は700円)です。
是非皆さまも紫波の新そばを味わいにオガール広場へお越しくださいね^^
〔担当:の〕
2012.10.31
カフェ・マキネスティ紫波で本日限定のハロウィンメニューをいただきました♪
濃厚でトロトロのパンプキンスープ^^
オガール息子。が食べたパンプキンタルトも絶品だったそうです!
季節の移り変わりやイベントを身近に体感できるのが、オガールプラザで過ごす魅力の一つです♪
これから迎える初めての冬にはどんなことが待っているのでしょう!期待に胸が膨らみます^^
〔担当:の〕
2012.10.30
明日に迫ったハロウィンを前に、町内でもハロウィンモードが高まっています♪♪
極めつけは、農園カフェ豆太さんのカボチャのシフォンケーキ!
“バターナッツ”という品種のカボチャを使っているため、より濃厚な風味が楽しめるそうです。
皆さんも明日は紫波で、心も身体もおなかの中もハロウィンに染まってみてはいかがでしょうか^^
〔担当:の〕
2012.10.27
私共紫波マルシェでは10月10日付で酒類の小売免許をいただき、先週から酒類の販売を始めています。
まずは自園自醸ワインから始めていますが、追って、南部杜氏発祥の地の紫波町に四つある造り酒屋「吾妻嶺」「月の輪」「廣喜」「堀の井」の自慢の日本酒も買っていただけるようにしていきます。
どうぞお楽しみに。
お酒のことといえば、火曜の夜、「アルザス・盛岡広域文化交流セミナー」なる催しがあり参加してきました。
講演とワイン交流会の構成で、初めて飲むフランス・アルザスのワインを楽しんできました。
フランス東北部のアルザス地方と盛岡市の文化交流を促進させようと2年前に組織されたという「盛岡アルザス委員会」の主催で開催され、約100人の皆さんが集いました。
紫波フルーツパークが醸造・販売している「自園自醸ワイン紫波」は9種類のラインナップですが、その中でも、特に白ワインの品種のリースリング、リースリングリオンが好評をいただいているようです。
アルザスワインも生産量の90%が白ワインであるとのこと。歴史、規模からは足元には及ばないということは承知の上でしたが、その違いに大きな期待感がありました。
そんなこともあったでしょう。アルザスワイン同業者委員会の広報担当者であり、醸造家でもあるティエリー・フリッチ氏の講演は大変楽しく、短く感じられました。
アルザス地方に横たわるヴォージュ山脈の裾野、約170㎞にわたってAOC(※)のワイン畑15,600haが広がっており、そこでのブドウ栽培農家は4,600軒を数えるとのことです。
2011年のエリア生産販売本数は1億4,000万本と大変多く、内75%が国内消費となり、輸出分のうち5%がアジア向けで、日本は中国に次いで輸入量が多いとのことです。
テロワールとは、ブドウの樹種、気候、地形や土質、栽培方法や技術、伝統文化などワインに与える外的な要因のことを指すそうですが、長い伝統を誇るアルザスワインが生まれるそうした好条件についても詳しく紹介がありました。
土質の7種類についても説明がありました。
紫波のブドウ畑も古い地層の石灰岩で構成されていると聞いたことがありますが、氏の説明では「石灰岩の地層はレモンのような酸味が特徴で、その余韻が長い」とのこと。
「そうか、それで紫波のワインは酸味に特徴があると言われているのか」と強い(…と私は感じる)酸味の根拠が初めて分かったような気になりました。
アルザスのワインは、他の地域とは異なりAOC名がブドウ品種となっており、7品種あるそうです。
その一つのリースリングは晩熟型で収穫期は遅く、そのため天候の影響が受けやすく栽培の難しい品種だそうです。が、一方で最高級品のアルザスワインを産み出す品種で、王様と呼ばれているそうです。
「辛口で気品があり、レモン、グレープフルーツのような果実味が繊細で、余韻が長く、ミネラルのニュアンスも伴い……(中略)……魚、甲殻類、白身肉、鶏肉などとの相性が良く(後略)…」との紹介を耳に残しながら、早速いただきました。
飲めば何でもおいしいと感じる私としては、味わいを言葉に表現できるほどの語彙や繊細な舌はありません。
しかし、16世紀には絶頂期を迎えていたというアルザスの歴史と伝統、確立された自信のようのものが感じられ、生まれて未だ10年にも満たない紫波のワインを一緒のまな板にのせて語るのは僭越で、きっと遠い将来のことなのだろうなと思った次第です。
紫波のリースリング、リースリングリオンは好きでよく飲みますが、本場といわれるアルザスを訪ね、現地で、それこそテロワールを肌で感じながら直接に、たっぷりと味わってみたいものだと、夢を膨らませた一夜でした。
※ AOCとは;フランス語の「アペラシオン ドリジーヌ コントロレ」の頭文字をとったもの。AOC法というものがあり、フランスの農業製品に与えられる認証のこと。製造過程、最終的な品質評価などにおいて特定の条件を満たしたものにのみ付与される品質保証で、同国の原産地呼称委員会が厳しく管理、統制しています。日本語では「原産地統制呼称」あるいは「原産地呼称統制」と言われているそうです。
〔担当;G〕
2012.10.26
昼下がりのオガール広場。
真っすぐに向かう愛情と、それを強く抱きしめる幸せ。
青空のオガール広場でこんな風景に出逢えたから、私も心から幸せなのです。
〔担当:の〕
2012.10.25