日々のオガール
オガールとは
2011.05.26
5月23日(月)、オンサイト計画設計事務所の代表取締役長谷川氏と原氏が来町し
「緑の大通り」に関する打合せが行われました。
この度の大震災の影響を受けながらも、「オガールプラザ」と同時期のオープンを目指し
現在、協議と設計が進められており、この日は、スケジュールの確認を中心に
道路の素材、仕様の確認、他の工事との調整について話し合いが行われました。
紫波町は、広いまちのなかに高低差が生じていることから
季節を感じる花や緑を長く楽しむことができ、昨日訪れた船久保地区では、
紫波中央駅付近で過ぎ去ってしまった春の花々を存分に楽しむことができました。
一年後、「緑の大通り」をどんな花々が彩ってくれるのでしょうね♪
〔担当:の〕
2011.05.25
昨年度、「紫波産ボルロッティ」をお使い頂きました
東京、仙台、福岡、盛岡のイタリアンレストランの皆様、本当にありがとうございました。
平成23年度の「紫波産ボルロッティ」、いよいよスタートです!
今日は作付け作業が行われ、私も微力ながらお手伝いに伺ってまいりました。
マルチシートを張った畝へ、二粒ずつ豆を植えていきます。
「んまーくおがりますように。」(上手く成長しますように。)と想いを込めながら
丁寧に、けれどもひとつの無駄もなく作業を進めていくおふたりの姿に
生産農家の方の誠実な想いと、日々の作業があっての「紫波産ボルロッティ」であることを
改めて実感致しました。
そしてまた、お使い頂くシェフの皆様、食べて頂くお客様あっての「紫波産ボルロッティ」であります。
より良い品質のものを目指し取り組んでまいりますので、今年度も何卒よろしくお願い致します。
秋の収穫、販売までの間、ブログにて成長を見守って頂ければ幸いです。
〔担当:の〕
2011.05.24
昨日のブログ「春の便り」にも登場した『紫波特産品フェア』(一ヶ月も前になりますね)には
オガールプロジェクトに携わる皆様にもご来店頂きました!
「オガールプラザ」の設計を担当する近代建築研究所代表取締役の松永先生。
「緑の大通り」の設計を担当するオンサイト計画設計事務所の丹野さん。
同じくオンサイト計画設計事務所の原さん。
紫波町図書館嘱託員の手塚さん。(帰省中のところをキャッチ!)
オガールin東京!本当にありがとうございました。
オガール娘。も奮闘! していると・・
学生時代の恩師も駆けつけて下さいました。
ここではご紹介しきれないほど多くの皆様にお越しいただきましたことを
この場をお借りし改めて深く御礼申し上げますとともに
今後も紫波の「食」を、どうか末永く愛して下さいますように・・。
〔担当:の〕
2011.05.23
先日、オガールGブログにてご紹介しました「大正園」。
後日その場所を訪れると、麓では菜の花が盛んに咲き誇っておりました。
これまで私も「大正園」について殆ど知識がなかったのですが
実際に山に登り、そこからの景色を眺め、また、麓の春の便りを全身に受けて
「大正園」とその周辺の景観に、一瞬にして魅了されました。
そう、「便り」と言えば・・
先月、東京で開催された「紫波特産品フェア」。
そこで出逢った都内在中の女性から、お葉書が届きました。
お逢いした際に話を伺うと、数年前に大槌町の海洋研究をされたご経験があり
この度の大震災、そして、被災地の方々のことを想い、何か出来ることをと来店されたそうで
「賢治のトマト」など多数ご購入頂きました。葉書には、大変美味しかったとの感想も。
心の奥から言葉を紡ぎだして下さる丁寧なお人柄が大変印象的な方でした。
そして、何より驚いたのは、実は私も同じ絵葉書を持っているということ。
大切な人へ送ろうと<あらえびす記念館>で購入していたものです。
残念ながら連絡先が記載されておらずお返事が出来ずにおりますが
「一期一会」、これもまたご縁なのだろうと思い、感謝の想いが届くことを祈るばかりです。
〔担当:の〕
2011.05.20
今でもはっきりと思い出す「キックオフプロジェクト」でのサッカー少年少女の輝く笑顔。
ここで生まれた笑顔が連鎖し、新たな笑顔がまたどこかで育まれ
「希望」へとつながっていくのでしょうね。
〔担当:の〕
2011.05.19
先日、オガールプラザの設計協議が行われ
近代建築研究所の田島氏と高山氏が、1泊2日の日程で来町されました。
現在、オガールプラザの実施設計は、佳境を迎えています。
この日は、意匠設計を担当する近代建築研究所のほか
設備関係の設計・施工者も揃っての初めての打合せとなり
図面をもとに、空調や照明等の設備について位置や仕様が確認されました。
一つひとつ丁寧に説明を行い、そして、丁寧に要望を聞き取る田島氏と高山氏。
立ち振る舞い、指先、声調から感じる松永氏やお二人の真摯な姿勢と真っすぐな想いが
意匠設計に繊細さや精巧さを生みだし、シビックプライドを醸成させていくのだなと思いました。
〔担当:の〕
2011.05.18
散り際の桜を追うように、町内ではリンゴの開花を迎えております。
今年も、弊社事務所隣の長谷川さん宅のリンゴ農園にて
成長の様子を取材させて頂くこととなりました♪
(昨年度の様子は、ブログ「野菜と果実のイロイロ」よりご覧下さい^^)
太陽の光をめいっぱいに浴びて、今にもポンっと咲き誇りそうな蕾たち。
そして、満開のリンゴの花を次々と飛び回り、懸命に働くミツバチ。
一方、オガール娘。は、長谷川さんのお言葉に甘えて・・
癒しのひと時を過ごさせて頂きました。
あたたかな春風がリンゴの花びらを揺らすように
心の奥にすっと溶け込んでいくそんな紫波の方言が、堪らなく愛しく思えるのです。
〔担当:の〕
2011.05.17
昨日、今日の2日間、岩手県フットボールセンターにて
一般財団法人カケンテストセンター様(旧 財団法人 日本化学繊維検査協会)による検査が行われました。
(前回の検査については、「道のり」平成22年11月26日のブログをご覧ください。雪が深々と降る直前の検査でしたね。)
今回も多種多様な検査が行われましたので、その一部をご紹介します!
こちらは、「衝撃吸収性」の検査。
選手が転倒した時の衝撃の吸収性について確認するため
重さ20kgの重りを高さ55mmから落下させ、
それを3回行った中の最大値によって算出されるのだそうです。
岩手県サッカー協会様、施工を担当した大成ロテック㈱様が見守る中、検査が進められていきます。
こちらは、「バウンド時の速度」の検査。
角度を付けた状態から飛んでくるボールのバウンド後の速度を測定する検査です。
同様の試験が、グラウンド内の各5ヶ所で行われました。
これらの検査には全て、財団法人日本サッカー協会の測定基準が定められており
その基準を満たすことで、公認のグラウンドとなることができます。
検査は無事に終了し、結果は6月頃に岩手県サッカー協会へ通知されるということですので
オガールHPの新着情報で、皆さんにもお伝えしたいと思います!
〔担当:の〕
2011.05.16
本日もフットボールセンターの話題!
ではなく^^
これは、水稲の育苗の様子です!
ハウス内を見せて頂いた稲藤地区などの八幡部落では、うるち米(酒用含む)の種場の団地であり
これらの稲は田で育てられた後、籾のまま収穫され、来年度各農家へ配る種となるのだそうです。
現在、町内は、田植えの時期を迎えています。
早朝から農作業に取り組む農家の皆さんの姿を見かけたり、トラクターとすれ違うと
緑色に色付き始めた街並みが紫波らしさを演出しているように感じられ
また、大震災を経た今年も、例年同様に実りの季節へと力強く動き始めたこのまちを
心から、逞しく、そして、誇らしく思います。
〔担当:の〕
2011.05.14
今年は天候不順で桜前線にも異常を感じているということについては以前にも触れましたが、
まずは八重桜の時期を迎えています。
近くの森は新緑が盛り上って、萌える春の勢いがどんどん増してきています。
どうしてこんなにたくさんの緑の種類があるのだろうと感心する毎日です。
五月といえば連休。
私の場合は自家用野菜畑の春の作業週間ですが、合間を縫って「大正園」に行く機会がありました。
大正園は町内の大巻という私の住む集落内にある小高い森で、
旧村時代の大正二年に地元民で整備したことからこの名前がついています。
折々、時間を見つけては散策する私の大好きなスポットの一つです。
町内には眼下を俯瞰できる個所はたくさんありますが、
町の東部から西を望むことが出来る場所としては「なかなか良い所である」と、自分は気に入っています。
生涯に160万kmを自分の足で歩いたといわれる民俗学者の宮本常一。
その氏の原点の一つに故郷を出るとき父から授けられた処世訓があったといいます。
10項目の内の2番目に
「村でも町でも新しく訪ねて行ったところは必ず高いところへ登ってみよ。そして方向を知り、目立つものを見よ。
…(中略)…目につくものを見、家のあり方、田畑のあり方を見、周囲の山々を見ておけ。…(後略)」
とあったそうです。
後の民俗学者としての重要な視点となったようです。
佐野眞著の「旅する巨人」(本の紹介は末尾)で得ただけの知識ですが、
高いところに登った時、なぜかこのことをいつも思い出します。
大正園から足元は純農村地帯であり、10分もかからない約3㎞先の町の中心市街地を望むことが出来ます。
オガールプロジェクトの基本となる町の公民連携基本計画の理念では「都市と農村の暮らしを「愉しみ」、環境や景観に配慮したまちづくりを表現する場」とうたわれています。
このことの具現化にはプロジェクトエリアばかりではなく、その周辺の構成要素も欠かせません。
私は、我が町は大正園から、ほんの至近距離に都市と農村があることを実感しています。
(私の写真ではなかなか表現できていませんが…)
風景を堪能しながら思いました。
都市と農村、というより中心部と郡部が良好な均衡を保ちながら、両方を愉しむことが出来る、そんな町であってほしいと。
あの中心部で展開するオガールプロジェクトは大切な役割を担っている、と再認識をさせられました。
このほどの散策では農村ばかりではなく「自然」も実感しました。
大正園のとある場所に天然のシイタケがあったのです。
見つけた時、「天然シイタケ? 嘘でしょう」「腹痛、中毒は起こさないだろうね」と同行した面々の不安は、
翌日、見事解消され、自然を賞味させていただきました。
紫波の森は自然の恵みがいっぱいです。
大正園でも「ワラビ」「コシアブラ」「タラボ(タラの芽)」などなど様々採取されています。
この森は、来る6月19日に紫波みらい研究所が主催する「森のようちえん りんくる」のフィールドにも予定されています。
紫波の森で、大正園で紫波の自然を満喫してもらいながら、紫波の都市もまた愉しむ。
これまでに加えて、今後より一層、ごく普通に両方が満足できる紫波町であってしいものです。
参考となった本;佐野 眞 著「宮本常一と渋沢敬三 旅する巨人」(文芸春秋社、平成12年3月刊) 第28回大宅賞受賞作
〔担当;G〕