オガール

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オガール娘。

2011.03.17

必要とされる情報

紫波町には、「有線放送」という町内のお知らせ放送があります。 
通常は、JAや町からのお知らせや行事予定など地域に密着し企画された番組が
町内で回線をつないでいるお宅で毎日放送されているのですが
災害発生時には、火災発生場所や熊の出没などの情報が緊急放送されます。 

この度の地震発生時も、産直の炊き出しや営業中の温泉情報、会合の中止のお知らせ等を発信し続けてくれました。
こうした地域に根差した情報を提供してくれるのが「有線放送」であり
産直でお話を伺うと、この情報源に助けられたという方が実際に何名もいらっしゃいました。  

一昨日から、岩手支局のテレビ番組では全国放送を大幅に変更し
避難所にいらっしゃる方々の名簿等が詳細に読み上げられるようになったことで、多数の方の安否が確認できているようです。
これもまた、被災地またはその周辺地域において真に必要とされる情報であると強く感じています。

情報の混乱が起き、その在り方が問われていますが
本当に問われているのは、自分自身の価値観と生き方のような気がしています。

当ブログでは、紫波の情報を真っすぐにお伝えし続けるよう今後も努めてまいりますので
ぜひ皆さんの情報の一部としていただければと思います。

産直に設けられている募金箱

〔担当:の〕  

2011.03.16

クラブハウス引渡し

昨日、岩手県フットボールセンター「クラブハウス」の建物の引渡しが行われ
設計監理業務を担当した株式会社久慈設計から、山本会長はじめ社団法人岩手県サッカー協会の皆様へ
施設の概要説明と、工事施工関係者も同席しながら各部屋の点検作業が実施されました。

関係各社が集まり、建物の引渡しが行われる様子
図面を見ながら各部屋を点検する様子

点検の結果、岩手県サッカー協会様からは合格をいただき
昨年12月に着工となったクラブハウスの工事は無事完了となりました。

 一階ホール中央に設置された「ペチカ」。

ペチカの説明を受けるサッカー協会の皆様

「ペチカ」に柔らかな火が灯るように
復興に向けて、被災地、そして皆さんの心にも明るい光が灯りますように。

〔担当:の〕

2011.03.15

「農」の力、生きた「食」はここにある

連日メディア等で報道されておりますように、被災した各地同様、食料品や生活用品購入のため
店舗前に長蛇の列・・という状態は、被災から2~3日の間、町内でも頻発しておりました。

しかし、「農業のまち紫波町」ならではの復旧、支え合う姿も多く見られています。

震災直後の12日、13日には、各地区の産直や商店を中心に炊き出しが行われ
古館産直隣の<小昼ハウス>ではおこわ200食、<紫波ふる里センター>ではおにぎり等500食を提供、
道の駅レストラン<果里ん亭>では、おにぎり、そば、コロッケが販売されるなど、多くの市民の生きる力となりました。

12日、小昼ハウスの様子

また、昨日今日と、町内で100名以上の組合員を抱える<産直センターあかさわ>と<紫波ふる里センター>
紫波中央駅前の<紫あ波せ本舗>と<なんでも屋おせっかい>へ取材に伺いましたが
4店舗とも昨日から、時間を短縮するなど配慮をしながら、営業が始まっています。

店内には、ハウスで栽培された野菜、根菜、茸、寒干し大根、漬物、果物、ジュースなどが並び
生産者の方が、朝、昼と出荷する・・いつもと変わらない光景がありました。

昨日、産直で販売されていた野菜や果物

お米は通常に比べて需要が高まり、売れ行きは良いといいますが
組合員の方々の家にはストックがあり、電力が回復した現在では、いつでも精米することが可能です。

通常はオススメ品が記載されている掲示板
一等米などの町産米が販売されている
採れたて新鮮なイチゴ

スーパーから、米やパンが消えても
産直には、焼き立てのパン、お菓子、お団子、朝採りの果物が並びます。

焼きたてパンやお菓子

紫波から食材は消えないのです。

こうしたことから、紫波の「農」の底力を感じるとともに、災害時こそ「産直」の需要が高まり
また、日常から「産直」の価値や在り方が見直されるべきだと考えます。

そして、今必要なことは、「必要な物資を必要とされている場所へ届けること」でありますが
それを可能とする燃料(ガソリン)が不足しているために、現実には困難です。

さらに、ガソリン不足で産直までの足がなく、作物を出荷出来ずにいる農家の方も多いため
品揃えに影響を与えていることも、また事実であります。

現地に送り届けることが可能な新鮮な食材、生きた「食」は、ここにあります。
被災地またはその周辺地域において、今、本当に必要とされているのはガソリンであり
この状況を、ぜひ多くの方々にご理解いただければ幸いです。

〔担当:の〕

2011.03.14

東北地方太平洋沖地震

この度の東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様、そのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また、紫波町も被災地の一つとして、ご心配、お声掛け下さる皆様には心より御礼申し上げます。  
町内はライフラインが広い範囲で復旧しておりますが、被災した多くの地域では未だそれがかなわず
避難所生活を送られている方々、また、津波の被害を受けた沿岸地方の状況を考えますと、言葉になりません。

当ブログでは、紫波町内の状況を日々お伝えし続けることしかできませんが
今後も東北を始めとする被災地の状況に目を向けていただければ幸いです。

また、11日(金)のブログが更新できませんでしたことを深くお詫び申し上げます。
オガール息子。が撮影した地震直後の事務所内の様子です。

地震によりパソコンが倒れ、本や書類が乱雑する所内

いつも通り4人全員が揃い、席に座っていられる今日の幸せを、噛みしめています。

〔担当:の〕  

2011.03.10

住宅街の中に

来月、紫波中央駅前に誕生する「岩手県フットボールセンター」。

住宅街に囲まれたフットボールセンター

以前、岩手県サッカー協会事務局長の千田さんがおっしゃられていたように
駅前、そして住宅街の中にサッカー場が存在する景観が非常に稀有であり
(よろしければ、8月6日のブログをご参照ください。)
また、これほどまでに美しいものかと、目の前に広がる緑の世界に圧倒されてしまいました。 

今日で約半面の敷設が完了

さらに、約一年後には、「オガールプラザ」「緑の大通り」が完成することで
紫波中央駅前の世界が一変し、新しい波が押し寄せてくることでしょう。
その瞬間を、より多くの皆さんと共有することができたらと思います。

〔担当:の〕 

2011.03.09

空を見上げて

今日は、東北地方において相次いで地震が発生しました。
当ブログをご愛読いただいている皆様の中にも
不安な一日を過ごされた方がいらっしゃるのではないかと思います。

あらえびす記念館から望む夕暮れ

夕日が沈み、「今日」が終わろうとしています。

空を見上げて明日を思う

このまちで、明日を無事に迎えることができる
当たり前のようでいて、尊ぶべきこのことを日々願ってやみません。

〔担当:の〕

2011.03.08

つ、ついに・・・!

遥かドイツより、到着いたしました!!

ドイツ製の人工芝

昨日から、岩手県フットボールセンターのロングパイル人工芝の敷設工事がスタートしています。

ドイツの超名門サッカークラブ「バイエルンミュンヘン」のグラウンドと同質のもので
プレー面、安全面、耐久面で最高レベルの品質を持つ、非常に優れた人工芝です! 

人工芝が敷設された岩手県フットボールセンター

今朝の段階では、センターライン沿いの人工芝が敷設された状態であり
大成ロテック㈱の高瀬現場代理人にお話を伺ったところ
今週いっぱいかけて、グラウンド内を仕上げていく予定とのです。 

センターラインからクラブハウスへ

照明柱、そしてクラブハウスへ向い、真っすぐに伸びるセンターライン。 

クラブハウスと東根山を背に

東根山もこの日を待ちわびていたかのように、グラウンドを見守っています。 

さあ、グランドオープンまで、いよいよ一ヶ月です!! 

〔担当:の〕 

2011.03.07

オガール大縁会 後篇

「オガール大縁会」から早一週間。
後篇をなかなかお届け出来ず、申し訳ございませんでした。
(前篇は3月2日(水)のブログをご覧ください!)

午後の部では、「デザイナーの思いを聴く」と題して、オガールプロジェクトにおいて
ランドスケープデザインを担当する(有)オンサイト計画設計事務所の長谷川さん
オガールプラザを建築設計する㈱近代建築研究所の松永さん
グラフィックデザインを担当する㈱アジールの佐藤さん
の3名のオガール・デザイン会議委員の皆さんからご講演いただきました。
(委員の皆さんの講演内容については、また改めて記載したいと思います。)

ロゴ、サインをデザインする佐藤さん。オガールロゴマークに込めた思いをお話し下さいました

ご講演いただいた後には、7つの分野(前篇に記載)に分かれてのワークショップが行われ
設計者・デザイナーと市民の皆さんとが施設の使い方や関わり方について意見を交わすことで
他の施設や地域とのつながりを生む多彩なヒントを 得る機会となりました。

オガールプラザ設計者の松永さんと藤原町長
緑の大通り設計者の長谷川さんによる模型を囲んでのレクチャー

デザイン会議委員長である㈱アフタヌーンソサエティ清水さんは、総括講演で
「オガールの将来の姿を、紫波中央駅でシミュレーションしたような一日だった。」と述べた後、
「オガールでは、これが365日続いていく。今日の体験をした人は、もうすでに動き出している人達である。
7つのグループの発表は、他にはない素晴らしいものであるので誇りに思ってほしいし
若い世代も巻き込み、楽しみながらどんどん突き進んでほしい。」
と、心強い言葉をいただきました。

清水さんからの総括講演の様子

最後は、参加者全員で記念撮影!(紫波町広報の熊谷さんに提供いただきました。)    

大縁会集合写真

オガールの新しい歴史がここに一つ築かれ、そして、ここからまた始まっていく・・
いくつもの小さな「縁」が紡いだ大きな「波」を感じた一日でした!
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

〔担当:の〕

2011.03.04

ドコモショップ紫波店新築移転オープン

本日、4号線沿い紫波郵便局向いに「ドコモショップ紫波店」が新築移転オープンいたしました。 

本日、移転オープンを迎えたドコモショップ紫波店

これは、昨年7月に紫波町が町有地(岩手県除雪車車庫跡地)の活用提案を募集した際に
当社も応募し、その交渉権者の決定を受け、事業を進めてきたものです。
(この件につきましては、オガールHP<最新情報>に7月10日付で記載しております。)  

この度、町有地と隣接する岩手酒類卸株式会社の所有地を一体的に活用する企画で
「ドコモショップ紫波店」を誘致する事業に着手し、多くの関係者様のご協力のもと
本日のオープンに至ったところであります。 

㈱ダイヤモンドテレコム役員の方からスマートフォンの技術革新について説明を受ける藤原町長

さて、折角のこの機会!ということで
オガールGもスマートフォンデビューを検討中とのことですが、果たしてどうなりますことやら・・。
皆さんもぜひ、移転オープンしたドコモショップへ足を運んでみてはいかがでしょうか^^ 

ドコモショップ移転オープンチラシ(1)
ドコモショップ移転オープンチラシ(2)  

なお、この企画には、さらに立地可能な土地がございます。
民間事業者の皆様で、土地の活用に関心をお持ちの方は、当社までご連絡ください。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
(電話 019-681-1316 mail ogare-shiwa@oasis.ocn.ne.jp)  

〔担当:の〕  

2011.03.03

「過去」と「近未来」と。

桃の節句。

紫波では一足早く、先月25日(金)~27日(日)まで
「紫波のひなまつり」が日詰商店街で開催されました!

優美なひな人形で彩られた和の空間

主な会場となった「平井邸」には、優美なひな人形が多数展示されたほか
イベント会場では、「うれしいひなまつり」を元気に歌う子供たちを一目見ようと大勢の人々で賑わっていました♪  

子供たちの元気な歌声が響く

また、<NPO法人 紫波文化交流>の皆さんが
オガールプラザ内に新設される「紫波町図書館」のPR活動を行うということで
当社も「オガールプロジェクト」に関する紹介の場を設けさせていただきました。  

女性に大人気のオガール息子。

3日間で約500名の方が、「過去」と「近未来」とが交差するこの不思議な空間を訪れ
「オガールプロジェクト」の説明に耳を傾けて下さり
また、町外からも多数の来場者の皆さんにお越しいただけたことで
プロジェクトについて多くの方々に認知していただける機会となりました。 

「緑の大通り」についてご意見を伺う

90年の歴史を持つ「平井邸」という貴重な文化施設を会場として
「今」そして「未来」の紫波町について考える場をいただけたことは
オガールプロジェクトにとって、大変意義のある機会であったと感じております。
ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

〔担当:の〕